シャルケ、3位に勝点8差をつける好成績でシーズンを終える

最終節での価値ある勝利だ。5月12日(土)のアイントラハト・フランクフルト戦で、1-0での勝利を呼び込む値千金の決勝点を決めたのは、ギド・ブルクシュタラーだった。26分に同オーストリア人選手のもたらしたこのゴールにより、FCシャルケ04は3位に勝点差8をつけた準優勝クラブとして、今季のブンデスリーガを終えた。

スターティングイレブンに2点の変更

ドメニコ・テデスコはスターティングメンバーに2箇所手を加えた。バスティアン・オツィプカが古巣との一戦で起用され、アレッサンドロ・シェプフがプレーしていた左サイドでスタメン出場した。更にはフランコ・ディ・サントに代えてアミーヌ・アリがスターティングメンバーに名を連ねた。

ブルクシュタラーの今季11点目

試合は、キックオフから45秒も経たないうちにウェストン・マッケニーのスライディングタックルによって、ボールの空気が抜けてしまうという思わぬ不運で幕を開けた。しかしボールを取り替えた後、試合はスムーズに進みだす。両チームは一対一にも果敢に挑み、攻め上がるチャンスを模索し、再三フィニッシュまで持ち込む。しかしシャルケとフランクフルト双方に足りなかったのは、決定的場面での僅かな正確さだった。ナウド(6分)とレオン・ゴレツカ(21分)がセットプレーから放ったヘディングシュートはゴール横に外し、一方でフランクフルトのミヤト・ガチノヴィッチ(8分)とセバスティアン・ハラー(15分)のシュートもまた、十分に枠を捉えることができない。

26分、試合の均衡を破ったのはシャルケだった。ダニエル・カリジュリのFKからのクロスを、ゴール前で待っていたブルクシュタラーが完璧な精度でヘディングシュート。ボールは軌道を変えてゴールネットに吸い込まれる。スコアは1-0となり、ブルクシュタラーにとってはこれが今季11ゴール目となった。1点のリードを得たシャルケはこれ以降試合を支配し、前半終了までフランクフルトをほとんどゴールに寄せ付けない。その間にも、44分には更にアリが強烈なシュートを放つ。PA内右側の角度のない位置から放たれた同モロッコ人選手のシュートは、惜しくもゴール左を抜けていった。

ホーム戦デビューを果たしたニューベル

後半が開始するやいなや、テデスコは珍しい交代カードを切る。日頃からのトレーニングでの積極的な姿勢に報いるべく、同監督は控えGKのアレクサンダー・ニューベルを投入する。U21ドイツ代表に名を連ねるニューベルにとって、この試合がフェルティンス・アレーナでのデビュー戦となった。そのしばし後には、アブドゥル・ラーマン・ババも途中出場を果たす。2017年アフリカネイションズカップで重傷を負った同ガーナ人選手はシャルケユニフォームを纏って、約1年半ぶりの試合復帰を祝った。

後半からはフランクフルトが攻撃の圧力を強め、試合は互角の展開となる。とはいえ、その後しばらくは特筆すべきシュートシーンは無かった。67分にはカリジュリが再び危険な攻撃を試みるも、ブルクシュタラーのクロスに飛び出した同選手のシュートは、素早く反応したフランクフルトのGKルーカス・フラデツキーに防がれてしまう。しかし、チャンスを逃したカリジュリのこのプレーを境に、両チーム共に攻めるシーンが増えていった。そんな流れの中での76分、アンテ・レビッチのシュートに反応したニューベルは、指先でボールの軌道を変えゴールポストの外側に弾き出す好プレーを見せる。その後フランクフルトに与えられたCKからダニー・ダ・コスタが放ったシュートは、ゴールの数センチメートル右を抜けていった。

試合終盤のフランクフルトは今一度全力で得点を奪いに来たが、ニューベルの守るゴールをこじ開けることはできなかった。同時刻にVfBシュトゥットガルトが敵地でバイエルン・ミュンヘンに勝利したため、フランクフルトは最終節でシュトゥットガルトに順位を追い抜かれることとなった。もしフランクフルトが来季のEL出場権を望む場合、来週末のDFBポカール決勝戦に勝利する必要がある。

素晴らしいシーズンにふさわしい締めくくり

最終節で勝点3ポイントを勝ち取ることで、シャルケは今季の素晴らしい成績を証明した。今後の選手たちの過ごし方はまちまちだ。休暇に旅立つ選手たちがいる一方で、幾人かの選手たちは各国代表に参加し、ロシアでワールドカップ制覇を目指す。

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