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マッケニーがヘディングでシャルケにモスクワでの勝利をもたらす
試合終了間際に上がった歓喜の雄叫び!FCシャルケ04は10月3日(水)の夜、チャンピオンズリーグのロコモティフ・モスクワ戦を1-0で制した。決勝点となったのは88分にイェフェン・コノプリャンカのCKからウェストン・マッケニーがヘッドで奪った得点である。

マスカレルが初の先発出場
ドメニコ・テデスコはRZDアレーナでアミーヌ・アリ(大腿部の負傷)とアレッサンドロ・シェプフ(風邪)の起用を断念せざるを得ず、両選手に代わりブレール・エンボロとマーク・ウートがスターティングイレブンに名を連ねた。また更に4選手を入れ替え、マティア・ナスタシッチ、スアト・セルダー、ナビル・べンタレブ、ギド・ブルクシュタラーに代わり、セバスティアン・ルディ、ナウド、ウェストン・マッケニー、またオマール・マスカレルが今季初となる先発出場を果たした。
対するロコモティフ・モスクワではかつてシャルケに所属したベネディクト・ヘーヴェデスが先発出場、ジェファーソン・ファルファンは欠場となった。ペルー出身の同選手は膝に問題を抱え、メンバーを外れている。
チャンスに乏しい前半
両チームは立ち上がり互角の戦いを見せるも、激しい降雨の中決定機を演出することができない。シャルケはコンパクトな守備を敷き、連動したスライドを見せスペースを与えず、これにより相手チームにゴール前での連係プレーによる崩しを許さない。だがシャルケもまたロコモティフGK、ギリョルメのゴールを脅かすには至らなかった。
前半半ばからロコモティフが試合の主導権を掴み、27分にはラルフ・フェアマンが今試合初のセーブを見せる。18mの距離からドミトリ・バリノフが試みるも、同GKは素早くこれに反応しゴールを阻む。その120秒後にはブライアン・イドウが2列目から試みるが、このミドルは枠を捉えきれず、クロスバーを越えエンドラインを割る。ホームチームの猛攻を凌ぎきりると試合は再び膠着状態へと落ち入り、そのままゴールレスでハーフタイムを迎える。

優位に試合を進めるS04
空気が抜けてしまった試合球が交換されるというハプニングとともに後半は始まった。だが新しいボールに代わってもシャルケのボール運びは遅く、相手ゴール前で決定機を掴むまでに至らない。だが試合時間1時間を越え、シャルケは徐々にテンポをあげ次第に流れを引き寄せる。
ドメニコ・テデスコ監督率いるチームは相手陣内でのボールカットからゴール前まで攻め入るも、ロコモティフ守備陣は容易にエリア内への侵入を許さない。また枠内に飛んだシュートも、堅実なポジショニングをみせるギリョルメが立て続けにセーブ。73分にマーク・ウートが左足を振り抜いた強烈なシュートも、同GKの守備に阻まれゴールラインを割ることはなかった。試合終了5分前、再びウートが狙ったシュートは辛くもファーポストを掠め、スタジアムではホームチームのファンによる安堵の溜息が洩れた。だがウェストン・マッケニーがついにネットを揺らす。88分、イェフェン・コノプリャンカのCKに頭で合わせた同選手がボールをゴールネットへと突き刺した。同選手の公式戦初ゴールは同時に今試合の明暗を分ける決勝点となり、シャルケにアウェイ、RZDアレーナでの勝利をもたらした。
デュッセルドルフでのリーグ戦後は代表ウィーク
モスクワから帰還したFCシャルケ04は10月6日(土)にアウェイのフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦へと臨む。キックオフはドイツ時間15時30分、日本時間22時30分となっている。今季1部昇格を果たしたチームとの対戦後、リーグは2度目の国際Aマッチ期間を迎え、各国代表の一員としてシャルケからも数選手が国際試合へと赴く予定だ。