スアト・セルダーが2022年6月30日までの契約を締結

FCシャルケ04が次なる新戦力を獲得した。U21ドイツ代表のスアト・セルダーが1.FSVマインツ05から加入、移籍取引の詳細については両クラブ共に明かさないことで合意している。同MFはゲルセンキルヒェンにおけるメディカルチェックを終えた後、2022年6月30日までの契約を締結した。セルダーはFWマーク・ウート(TSG1899ホッフェンハイム)と守備のオールラウンダー、サリフ・サネ(ハノーファー96)に続く2018-2019シーズン3人目の新加入選手である。

Christian Heidel und Suat Serdar

同選手の持つクオリティをマインツ時代からよく知るクリスティアン・ハイデルは「スアトは年若く、非常に野心的な高いポテンシャルを秘めた選手だ。彼は我々の元で、素晴らしいブンデスリーガプレーヤーとして成長を遂げるための十分な時間を与えられるだろう」と語った。2015年8月にセルダーはマインツで自身にとり初となるプロ契約を、現シャルケ・スポーツマネージャーから提示され締結している。

シャルケ監督のドメニコ・テデスコは「スアトを我々との協働に確信させることができたことを非常に喜んでいる」と語り、「彼は既に自身の持つクオリティをブンデスリーガにおいて発揮してみせたが、我々の見地からすると更なる成長の余地を多く残した非常に才能に恵まれた選手である」と同選手の持つポテンシャルについて言及した。

1997年4月11日にビンゲンで生まれた21歳のスアト・セルダーは「ここでプレーすることを許され、非常に嬉しく思っている。他にも打診は受けていたけれど、シャルケに決めるのは難しいものではなかったよ。責任者達とは非常に良い話し合いを持てた。アレーナはドイツで最も素晴らしいスタジアムだし、ファンも最高だ。だからこそうまく運んだことを非常に喜んでいる」とコメントを発した。

生まれ故郷であるハッシア・ビンゲンでサッカー選手として最初の一歩を踏み出したセルダーは2008年、11歳で1.FSVマインツの下部組織へと加入した。U12から全年代別チームを経験し、U16からはドイツジュニア、およびユース代表で継続してプレーを続けている。韓国で開催されたU20ワールドカップでは全試合で出場を果たした。ドイツユース代表としてこれまでに33試合に出場、5得点を記録、2017年9月からはU21ドイツ代表に選出されている。

同MFはブンデスリーガでこれまで通算45試合に出場、2得点の成績を収めたほか、DFBポカールで5試合(1得点)、ヨーロッパリーグで4試合に出場している。

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