興奮のダービー!0-4のビハインドからシャルケが同点に持ち込む

一時は負け確実と思われた試合で、FCシャルケ04は最終的に勝点1を獲得した。シャルケは11月25日(土)のダービー戦にて4‐0のビハインドでハーフタイムに入ったが、後半に息を吹き返し、勝点1を奪い取った。

ピエール=エメリク・オーバメヤン(12分)の先制点から30分経たないうちに、ベンジャミン・スタンブリ(18分オウンゴール)、マリオ・ゲッツェ(20分)、ラファエウ・ゲレイロ(25分)と更に3ゴールがドルトムントに入り、試合はほぼ決定したと思われた。しかしシャルケは後半に入り、ギド・ブルクシュタラー(61分)、アミーヌ・アリ(65分)、ダニエル・カリジュリ(86分)、ナウド(90+4分)のゴールにより同点に追いついた。

チームメンバーに1点の変更、先発は変更なし

ドメニコ・テデスコは、2‐0で勝利したホームでのハンブルガーSV戦から1箇所のみ変更を行った。脹脛部分の骨の痛みのため前節に出場できなかったレオン・ゴレツカが、ファビアン・レーゼの代わりにメンバーに選ばれた。しかし同MFはベンチからのスタートとなり、シャルケ監督はHSV戦と同じスターティングメンバーをピッチに送り出した。

BVB、25分間で4得点

この試合は期待通り始めから大変激しいものとなり、両チームともこの試合の意味を深く理解していることを感じさせた。試合開始直後、イェフヘン・コノプリャンカが先制点のビックチャンスを作り出したと思えば、その数分後にはBVBキャプテンのマルセル・シュメルツァーに対するファールで、ウェストン・マッケニーにこの試合最初のイエローカードが出される。試合の立ち上がりはシャルケが優位に立っていたものの、キックオフ後10分が過ぎると、ホストのドルトムントが突然試合の流れに乗り始める。そして12分、ピエール=エメリク・オーバメヤンの得点により、ドルトムントに先制点を許してしまった。

先制したドルトムントは自信に満ち、そのすぐ後に追加点を手にする。ベンジャミン・スタンブリが運悪くドルトムントのFKをクリアしそこね、オウンゴールを献上してしまったのだ(18分)。そして状況は更に悪化する。2失点目からわずか2分後、シャルケはマリオ・ゲッツェにゴールを許し、3‐0とされてしまう。しかし前半のドルトムントはそれだけで終わらなかった。ラファエウ・ゲレイロがホストチームに追加点をもたらし、先制点から30分しないうちに4‐0となる。シャルケはその後、BVBにそれ以上のゴールチャンスを作らせず、点差を更に広げることなく前半を終了した。しかしこの時点では、90分後の試合結果が全く違うものになると、一体誰が予想できていただろうか。

想像を絶する快進撃

後半の流れをみると、前半の試合経過はより苦く感じられる。シャルケは後半、気分一新してロッカールームからピッチに戻ると、毎分のようにチャンスを演出する。そのチャンスをついに得点に繋げたのは、ギド・ブルクシュタラー(61分)と途中出場したアミーヌ・アリ(65分)だ。2ゴールを返した後も、シャルケは常にドルトムントのペナルティーエリアに入り込み、絶好のシュートチャンスを作り出す。72分にピエール=エメリク・オーバメヤンがイエローカード2枚の累積警告により退場となると、会場の熱気は一段と強まる。しかし試合終盤、シャルケも不運に襲われる。アミーヌ・アリが試合中に負傷し、足をかばいながらのプレーを強いられたのだ。それでもシャルケは全てを懸けて攻撃し、86分に4-3と更に点差を縮める。だがこれで満足することなく、シャルケは信じられないほどのパフォーマンスを見せ、アディショナルタイムに4‐4とついに同点に追いついた。一時は勝点獲得は不可能と思われたものの、シャルケは見事な追撃で引き分けに持ち込み、勝点1を獲得した。

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