ケルンで引き分け ― S04、2-0から追いつかれ勝利を逃す

4月22日(日)に開催されたアウェイの1. FCケルン戦で、FCシャルケ04は試合の大半を有利に進めたものの、最終的に2-2での引き分けに甘んじることとなった。ブレール・エンボロ(5分)とイェフヘン・コノプリャンカ(23分)のゴールで早々にリードした後も好機を作り続けたシャルケだが、それ以上チャンスを得点に繋げることはできなかった。レオナルド・ビッテンコートの得点(26分)ですぐさま点差を縮めたケルンは、83分のマルセル・リッセのゴールで同点に追いつき、勝点1ポイントをもぎ取った。

スターティングメンバーに5つの変更

今節のシャルケは、前節から5人のスターティングメンバーを入れ替えた。ナビル・ベンタレブ、アレッサンドロ・シェプフ、アミーヌ・アリ、ギド・ブルクシュタラー、マルコ・ピアツァに代えて、ウェストン・マッケニー、バスティアン・オツィプカ、イェフヘン・コノプリャンカ、フランコ・ディ・サント、そしてブレール・エンボロが先発起用された。

コノプリャンカ、アシストとゴールを決める

ケルンとは違い週の中日にも試合を消化したシャルケだが、ドメニコ・テデスコ率いるチームはケルンを上回る勢いを見せ、前半は長い雨でぬかるんだピッチ上でも非常に良いパフォーマンスを発揮した。試合開始後5分で早速ブレール・エンボロがスコアを1-0にする。イェフヘン・コノプリャンカが左サイドから絶好のタイミングで中央に送ったパスを受けた同スイス人選手は、このボールを至近距離でゴールへ蹴り込んだ。16分にはシャルケにPKが与えられてもおかしくない場面が訪れる。PA内でドミニク・ハインツのファールを受けたエンボロが倒れ込んだが、主審のマルコ・フリッツが笛を吹くことはなかった。

 

しかしこの疑問が残る判定にシャルケがうろたえる事はなく、更に果敢にケルンを攻め立てる。その姿勢が報われたのは23分、ここまでも良いプレーを見せていたコノプリャンカがゴール手前やや左の位置でバスティアン・オツィプカのパスを受け、シュートを放つ。ボールはゴールのファーサイドに吸い込まれ、スコアは2-0となった。ケルンはすぐさまこれに反撃し、シャルケの2点目から3分も経たない内にレオナルド・ビッテンコートが至近距離からゴールを決め、2-1と1点差に詰め寄る。前半のケルンにこれ以降チャンスは見られなかったが、その間もシャルケは次々に好機を作り出す。29分にはコノプリャンカが右ポスト直撃の素晴らしいシュートを放ち、その6分後にはオツィプカからのクロスにコノプリャンカがヘディングで合わせるも、ティモ・ホルンのファインセーブに阻まれる。前半終了間際にはまたもやコノプリャンカがループシュートを試みるも、ホルンに阻まれ前半を終えた。

終盤にリッセの同点弾

シャルケは後半良い立ち上がりを見せ、試合再開後数分間は試合を有利に進める。しかし試合時間が経過するにつれてケルンに勇気あるプレーが見られるようになり、結果試合はオープンな撃ち合いへと発展し、両チーム共にフィニッシュまで持ち込むシーンが増える。55分にはケルンのシモン・テロッデが至近距離からシュートを放つも、ラルフ・フェアマンが素晴らしい反応でゴールを許さない。

 

一方のシャルケも、ゴール16m手前からのフランコ・ディ・サントのシュート(59分)、コーナーキックに合わせたナウドのヘディングシュート(65分)と、危険なフィニッシュを見せる。更に流れの中で何回かカウンターのチャンスが訪れるが、シャルケはフィニッシュの精度不足でそれらをものにすることができない。そしてそのしっぺ返しを受けることとなった。83分にゴール手前25mの位置でケルンが得たフリーキックをマルセル・リッセに直接決められ、スコアは2-2となる。試合終了間際にはダニエル・カリジュリに今一度決勝点を決めるチャンスが訪れるも、15m手前から同選手が放ったシュートはゴールマウスの僅か左を抜けて行き、試合は引き分けで決着となった

次節はホームでボルシアMG戦

シャルケは今季残すところ2試合となったホーム戦の1試合目でボルシア・メンヒェングラードバッハと対戦する(4月28日土曜日15時30分、日本時間同日22時30分)。この試合に勝利して、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を確実なものにしたいところだ

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