マイヤーのヘディングシュートでシャルケがDFBポカール準々決勝へ

FCシャルケ04は対1. FCケルン戦で1‐0の勝利を手にし、DFBポカール・ベスト8進出を決めた。12月19日(火)にフェルティンス・アレーナで行われた試合で値千金のゴールを決めたのはマックス・マイヤーだ。同MFは63分にヘディングシュートを決めた。この勝利により、シャルケは公式戦13試合連続で負けなしとなった。

先発は2箇所変更

ドメニコ・テデスコ監督は最後の1分で引き分けに持ち込んだフランクフルト戦から、スターティングメンバーを2箇所変更した。ティロ・ケーラーとフランコ・ディ・サントがスターティングメンバーに戻り、代わりにベンジャミン・スタンブリとイェフヘン・コノプリャンカがベンチからのスタートとなった。

前半のケルンは隙なし

試合の立ち上がりは互角に戦っていた両チームだが、15分も経つとシャルケが試合をコントロールし始める。マックス・マイヤー、ダニエル・カリジュリらシャルケ選手はボールを確実にキープするものの、ケルンの固い守備を前になかなかスペースを見つけることができない。アミーヌ・アリが18mの距離から放ったシュート(31分)、マティヤ・ナスタシッチのヘディングシュート(33分)、そしてフランコ・ディ・サントがペナルティライン後ろから放ったシュート(34分)は全てGKティモ・ホルンに手堅くセーブされ、得点に繋がらない。対するケルンは数回カウンター攻撃で危険なシーンを作り出したが、結果的に多くのパスミスを犯し、ラルフ・フェアマンにとっては見せ場のない静かな前半45分となった。そして両チーム共に無得点のまま、前半終了を迎えた。

マイヤーがヘディングで得点

後半が開始し、シャルケは前半と同様に相手にプレッシャーをかけ、突破口を探す。54分にアミーヌ・アリが放ったシュートは外側のネットに突き刺さり、62分にマティヤ・ナスタシッチがゴール5m手前から打ったシュートはケルンGKティモ・ホルンに弾かれる。しかし直後のCKでマックス・マイヤーの得点が決まりシャルケが先制する(63分)。U21欧州王者の同選手はバスティアン・オツィプカの蹴ったCKをニアポストでヘディングし、ファーサイドへと流れたボールはダイレクトにゴールへと吸い込まれた。

失点したケルンはそれまでよりも攻撃的になり、フレデリク・ソーレンセン(72分)、ケヴィン・ゴデン(75分)と立て続けに2本のシュートを放つ。しかしどちらのシュートもラルフ・フェアマンが防ぎ、シャルケのゴールを守る。2列目からドミニク・ハインツが放ったシュートはポストに当たり、フェアマンがセーブするまでもなかった(86分)。ピッチ反対側ではブレール・エンボロが追加点のチャンスを手にする。同スイス人選手はギド・ブルクシュタラーの巧みなパスを受けてゴール手前10m付近からシュートを放つも、ケルンGKティモ・ホルンにぎりぎりのところでセーブされる。更に途中出場でピッチに立ったウェストン・マッケニーが規定時間の90分が終わる90秒前に惜しいシュートを放つ。その最後のチャンスからゴールは生まれなかったが、そのすぐ後に試合終了の笛が鳴り1-0でのシャルケの勝利が決定したため、観客がそれを長く残念がることはなかった。これによりシャルケはDFBポカールの次のラウンド、すなわちベスト8へと進むことが決まった。

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